ディスカッション


未来世界を哲学する―環境と資源・エネルギーの哲学)
未来世界を哲学する
環境と資源・エネルギーの哲学


〈自己完結社会〉の成立(上)
上柿崇英著


〈自己完結社会〉の成立(下)
上柿崇英著

環境哲学と人間学の架橋(上柿崇英 
/尾関周二編)
環境哲学と人間学の架橋
上柿崇英/尾関周二編


研究会誌『現代人間学・
人間存在論研究』

   

書評・レビュー

    

 このページでは、本書が取りあげられている書評、レビューなどについてご紹介します。


【書評】鈴木敏正「上柿崇英著『〈自己完結社会〉の成立――環境哲学と現代人間学のための思想的試み』上・下巻」(2023年)

 教育学者の鈴木敏正先生(北海道大学名誉教授)が書いてくださった書評です。鈴木先生には、朝岡幸彦先生と並び、著者が学生時代に社会教育に触れた際、とてもお世話になりました。同書の最終考察に関する記述のなかで、「人間の〈生〉に対する著者のやさしさと、〈思想〉の強さが現れている」と書いてくださったことに、感謝感激です。


【書評】亀山純生「現代日本の〈閉塞社会〉転換への斬新な問題提起――上柿崇英著『〈自己完結社会〉の成立』(農林統計出版、2021)を読む」(2023年)

 著者が学生時代から大変お世話になった倫理学者の亀山純生先生(東京農工大学名誉教授)が書いてくださった書評です。本書で行われている問題提起の核心部分からはじまり、それが戦後日本の社会理論、社会哲学研究の系譜とどのような位置関係にあるのか、またその点から照射される本書の意義、そして本書の議論に今後期待される課題に至るまでを、幅広くかつ的確な形で言及してくださっています。


【書評】吉田健彦「哲学の再生に向けた果敢な試み――上柿崇英『〈自己完結社会〉の成立』を読む」(2022年)

 環境哲学/メディア論の研究者で、現代人間学の共同研究者でもある吉田健彦さんが書いてくださった書評です。本書の最終的な到達点が「世界観=人間観」の捉え直しにあるという点を汲み取ってくださり、また本書の試みと疎外論の違いについて言及してくださっています。