研究室/ゼミ


>未来世界を哲学する―環境と資源・エネルギーの哲学)
未来世界を哲学する
環境と資源・エネルギーの哲学


〈自己完結社会〉の成立(上)
上柿崇英著


〈自己完結社会〉の成立(下)
上柿崇英著

環境哲学と人間学の架橋(上柿崇英 
/尾関周二編)
環境哲学と人間学の架橋
上柿崇英/尾関周二編


研究会誌『現代人間学・
人間存在論研究』

   

研究室紹介

論文指導の方針

    

 環境哲学研究室のキーワードは“思想”です。“思想”とは「われわれはいかなる時代を生きているのか」あるいは「われわれが生きるこの時代の本質 とは何か」について語られた体系的な言説のことを指します。つまり“環境哲学(環境思想)”の課題とは、環境危機に直面したこの時代の本質を、それ ぞれの世代のリアリティに即してどう理解し説明するのか、ということに他なりません。
 この研究室では、先人たちが築いてきた多くの思想に学ぶと同時に、自分自身の時代に向き合う目、すなわち自分自身の思想を構築し、追究することに 力点を置きます。そのためテーマは必ずしも環境問題に限定せず、この時代に普遍的な社会様式、世界像、あるいはこの時代を生きる人間存在を包括的に 捉え考えることを重視します。
 環境問題・環境危機を広く哲学・思想的に考えてみるだけでなく、われわれが生きている現代社会に固有の“時代性”を問題としながら、自然生 態系を土台に社会や文明を構築してきた人間存在というものについて多面的に問うことができるのが魅力だと思います。